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粘度計

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B型粘度計(スピンドル)

BⅡ形粘度計

ブルックフィールド型粘度計として最もポピュラーな粘度計です。
数多くのJIS規格に採用されています。

特長

  • 低粘度から高粘度まで幅広い測定範囲をもっています。
  • 接液部は SUS304/303 です。
  • 非ニュートン性液体の流動特性の測定に適しています。
  • 豊富な実績によって蓄積されたノウハウをご利用になれます。

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動作原理

BⅡ形粘度計動作原理
粘度計本体のモータの回転はスプリングを介してロータに伝達されます。
測定液中、浸漬されたロータの外周には液の粘度摩擦トルクがはたらき、このトルクとスプリングの力が平衡した状態で定常回転します。
トルクの大きさはロータ軸に固定された指針の偏角として、モータ軸に直結された目盛板で読み取った値に比例します。
絶対粘度はこの指示値と換算乗数により求められます。

測定レンジ

BⅡ形粘度計測定範囲

標準付属のスピンドルロータ

B型粘度計にはレンジタイプに応じて下記のスピンドルロータが標準で付属します。

  • BLⅡ、BMⅡ:M1~M4 4本
  • BHⅡ、BSⅡ:H2~H7 6本

少量サンプルアダプタ

B型粘度計では一般的に500mlビーカを使用する為、比較的多量のサンプルが必要となりますが、オプションの少量サンプルアダプタを使用することで、

  • 高価なサンプルの粘度測定
  • 少量の試作サンプルの粘度測定
  • 多量に取り扱うと危険なサンプル粘度測定

の際に、少試料(8~13ml)のサンプルで粘度測定を行うことができます。

※少量サンプルアダプタを使用する場合は、サンプル量が少ない為、恒温水槽を使用した温度管理が必要となります。

低粘度アダプタ

オプションの低粘度アダプタ(Lアダプタ)を使用することで、標準ロータでは測定できない低粘度流体の粘度測定が可能になります。
また、少ないサンプル量(約22ml)で測定できるのも特徴です。

※低粘度アダプタを使用する場合は、サンプル量が少ない為、恒温水槽を使用した温度管理が必要となります。

サンプルの温度管理について

粘度測定において、測定するサンプルの温度管理は非常に重要となります。

浸漬型恒温水槽を使用することで、温度を一定に保ち、より安定した粘度測定が可能になります。

温度表示器

オプションの温度表示器および温度センサを使用することで、測定容器内のサンプル温度を測定することが可能になります。

Tバーステージ

通常のB型粘度計では測定が難しい降伏値をもつ流体(ペースト状、ゲル状)や、ずり(せん断)を受けると構造破壊を起こす半固体物質(プリン、ゼリーなど)の場合、Tバーステージを使用することで、安定した測定を行うことが可能になります。