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粘度計

viscometer

E型粘度計(コーンプレート)

TP-200E形粘度計

東機産業_TP-200E形粘度計

TP-200E形粘度計は温調システム一体型コーンプレート型粘度計です。

外部恒温水槽が不要になり、省スペースを実現しました。(本体横幅:358mm)

温度制御にはペルチェ素子プレートを採用し、短時間での変温が可能です。粘度と温度の依存関係を評価する場合にも効率よく測定が可能です。

また、ロータとプレートのギャップ設定を自動で行う「オートギャップ」機能により、操作者の違いによって発生する誤差を無くし、より精度の高い測定が可能となりました。

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タッチパネル

4.3インチ液晶カラータッチパネルを搭載し、見やすい画面で操作性が向上しました。

温度制御(ペルチェ素子の動作原理)

TP-200Eの温度制御に使用しているペルチェ素子は、直流電流を流すと一方の面から反対面に熱が移動し、片面は発熱して温度が上がり、反対面は吸熱して温度が下がる現象が起こります。

流す電流の方向や強さを切り替えることで、加熱・冷却の両方の温度制御が可能です。
応答の早い温度制御が特徴です。

TP-200E(ペルチェ動作原理)

ペルチェ素子は温度制御の応答が早いのが特徴なので、付属の粘度データ取込ソフトウェア(Visco-Chart)の温度プログラムを使用することにより、粘度の温度依存性を評価する測定も短時間で行うことが可能です。

オープンタイプのプレート

測定するサンプルを乗せるプレートはオープンタイプになっているので、清掃がしやすくなりました。TP-200E(プレート)

オートギャップ機能

従来の粘度計ではロータとプレートの間のギャップ調整はアナログ的な調整方法である為、調整する操作者の違いが誤差の発生要因の一つとなっていました。
TP-200Eではそのギャップ調整を自動で行う「オートギャップ」機能により、誰が操作しても同じ条件で測定を行うことが可能です。

TP-200E(コントロールパネル)

マルチレンジ

測定するサンプルの粘度値に応じて

低粘度:Lタイプ
高粘度:Hタイプ

の2機種に分かれています。

低粘度(Lタイプ)
「M」「2.5M」「5M」

高粘度(Hタイプ)
「H」「R」「U」

の3つのレンジをカバーしており、
従来の粘度計の3台分の測定範囲を有しています。

これにより、粘度値の異なる複数のサンプルの測定が可能となります。
また、広範囲な回転速度(ずり速度)で測定が行えるので、サンプル評価の幅が広がります。

TP-200E(粘度測定範囲)

動作原理

粘性トルク検出部は駆動軸と従動軸に分かれており、フレックスヒンジ(板ばね)で接続されています。
測定中に生じた駆動軸と従動軸の偏位分がゼロになるようにトルカにフィードバック電流が流れ、従動軸を押し戻す動作をします。
この測定方法は、偏位を常にゼロに戻す(平衡をとる)測定方法で「零位法」と呼ばれます。

従来の粘度計で使用されている宝石軸を使わない「ピボットレス機構」のため、広い測定範囲でも直線性および再現性に優れた特性を持っています。

※粘度検出機構部はTV-100/200シリーズと同じです。TP-200E動作原理

プログラム機能

40ステップまでのプログラムを10パターン設定することができます。
各ステップには「回転速度」「測定レンジ」「測定時間」を設定します。

測定動作がプログラムによりいつも決まった動作となるので、再現性の良い安定した測定が可能になります。

非ニュートン性サンプルでは回転速度(ずり速度)の変化タイミングや測定時間の違いによって様々な挙動を示します。
その為、そのようなサンプルを測定する場合はプログラム機能を使用することにより、誰が測定してもいつも一定の動作で測定することができるので、安定した測定が可能となります。

特に、流動解析TI値(チクソトロピーインデックス)を求めたい場合には必須の機能です。

粘度計のプログラムモード動作説明

Visco-Chart

粘度データをパソコンに取込むソフトウェアです。

リアルタイムでグラフ化

リアルタイムグラフ化することにより、サンプルの特性が可視化され評価し易くなります。
また、簡易解析機能では「ヒステリシスループ面積」「非ニュートン粘性指数」が算出できます。

データベース機能

測定したファイルはデータベースに登録しておくことで、データの管理が簡単になります。

下記の項目に入力しておくと、
いつ、どこで、誰が
測定したデータなのかが明確に分かりやすくなります。

・測定者
・任意1
・任意2
・コメント

Visco-chartの詳細はコチラ